オートロックは防犯面で優秀そうですが、入居者が開けたタイミングで入る「共連れ」はどうしても発生します。
そこでセキュリティ能力を上げるためにできる対策、不審者の侵入経路などをご紹介していきます。

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オートロックで一緒に入ってくる共連れは違法?対処法は?

そもそも共連れとは、オートロックの鍵を開けたタイミングで一緒に入る行為を意味します。
オートロック物件では悪気がなくとも発生するため、中には共連れを狙ってセールス業者などが建物内に入るケースを見かけることもあるでしょう。
そして警察庁のデータによると、2020年に発生した侵入窃盗の侵入手口1位(約58%)はエントランスからとなっております。つまり、共連れ等を利用して侵入される場合がもっとも多いのです。
共連れは違法になる?
違法になるかどうかは、ケースバイケースです。たとえば配達等の関係で入った場合、住居権者の意思に反する侵入とは言いにくいため、違法にはならないでしょう。
ただセールスや勧誘目的の人がオートロックマンションに勝手に入るのは、場合によっては違法と捉えられる場合があります。
とくにマンションの管理者に、立ち退きを命じられた後にも建物内でうろつく場合は管理権者が許容しない立ち入り行為となりますので、建造物侵入の罪に問われる可能性があります。
なお証拠を押さえるために、エントランスを中心に監視カメラを設置しておくこともおすすめです。とくに管理者が常駐していない物件なら、監視カメラにセールス関係の人物や不審者の記録を残しておく備えが大切と言えるでしょう。
共連れ防止の対処法とは
共連れ防止の対策として「声かけの簡単なマニュアル作成」がおすすめです。たとえば一緒に入ってこようとする知らない人に「入居者の方ですか?」と一声かけるような形となります。
やはりオートロックのシステム上、一緒に入ろうと思えば入れてしまうのは事実です。なので住人の方に「知らない人には声をかけておく」というルールを設けてみることが1つの対策となります。
この場合、入居者の方も「マンションのルールなので一応声をかけた」という体ができるので、入居者同士で険悪な雰囲気になることも避けやすいでしょう。
また声かけした場合にセールス関連の人なら、「用がある人の許可を得てから入ってください」と声かけをしてもらう形でおすすめです。
なお下記は、オートロック物件に住んでいる方の声ですが、防犯意識を高めたいと思う方は多いと言えます。
自動ドアと同じく、すぐに閉まるわけではありません。すると、一人の男性がそのまま入ってきました。(中略)大家さんに、この事を話し、全入居者に対する防犯意識の喚起をお願いするのは、筋違いでしょうか?
教えて!住まいの先生
上記のように、マンション全体で防犯意識を高めたいと思っている方は意外に多く、管理者側で「声かけのマニュアル作成」や「管理人を常駐させる」といった工夫はできるならしておくべきでしょう。
オートロックマンションでの不法侵入経路とは

ここからは、オートロックマンションでの不法侵入経路を紹介します。より安全な物件にするためにも、把握しておきましょう。
1.一緒に入る
前半でお伝えした「共連れ」です。やはり一緒に入るのが1番シンプルで簡単なため、不審者はもちろん、セールス勧誘目的の方もこの方法で入ってくるパターンが多いでしょう。
知り合いなら一緒に入っても良いですが、面識のない他人が後ろから付いてきた場合は、入居者の方に声をかけてもらうなど簡単に侵入を許さない工夫が求められます。
2.業者を装い入る
配達業者や、電気水道関連の業者を装って入るパターンもあるようです。
一見、普通の人に見えるため、建物内でも不審に思われる可能性が低いと言えるでしょう。そのためエントランスに監視カメラを設置するなどして、不審者に「入りにくい物件」と認識される工夫が必要です。
3.合鍵・暗証番号で入る
入居者が落としてしまった鍵を元に合鍵を作成したり、暗証番号を盗み見て侵入されるケースもあります。
この場合、エントランスの侵入を防ぐのはむずかしいので、日頃から住居の戸締りを徹底してもらうことが大切です。オートロック物件では戸締りが適当になりがちなケースが多く、ゴミ出しの短い時間で空き巣に入られているパターンもあるほどです。
そのため入居者の方には、普段から戸締りを徹底してもらうよう呼びかけをおこなうのがベストでしょう。
4.エントランス外から入る
エントランス以外にも、建物によっては非常階段等から侵入されるケースがあります。
この場合、建物で侵入が可能と思われる場所に監視カメラを設置しておくべきでしょう。エントランスとは違い、その場所から侵入している時点で不審者であることは間違いないので、確実に抑止力につながるでしょう。
住みやすい物件作りのために監視カメラの導入もおすすめです

オートロック物件の安全性についてお伝えしましたが、やはり監視カメラの導入も行い「より安全な物件」に仕上げていくことが大切と言えるでしょう。
犯罪者への抑止力になる
監視カメラの設置により、犯罪率が低下したのは日本のみならず、世界でも報告されていると言われています。
やはり監視カメラがあることで「記録に残る」という意識を相手に植えつけることができるため、空き巣等の対象物件になりにくい効力もあると言えるため導入はおすすめです。
監視カメラを有効に活用して、犯罪が起きない物件作りをしておくべきでしょう。
より安心で、住みやすい物件へ
オートロックの共連れや防犯カメラがない…という点から不安を感じ、引っ越しを検討されるのは避けたい点ですよね。
ただ近年はストーカー被害など怖い事件が報道されており、「物件の安全性」に焦点を置いている方も増えてきました。
そのためオートロックだけでなく、監視カメラの導入も視野に入れてみましょう。

弊社はオートロックだけでなく、監視カメラサービス「みはるネット」のご提供も行っております。ネットワークの構築で遠隔地でも映像の確認を可能としており、また運用サービスでアフターサポートも並行しておこっております。
カウンセリングから施工など、ワンストップですべておこなうため、監視カメラを検討している方はぜひご相談ください。
まとめ:共連れによる物件のセキュリティ低下を防ごう
オートロックは物件のセキュリティ能力を高めるシステムですが、共連れ等によって侵入することはやはり可能です。
そのため監視カメラを導入したり、入居者と管理者がスムーズに連携を取りやすい工夫をしたりなどで、より安全な物件へ仕上げていくことが大切となります。
なお弊社はネットワークの専門会社なので、監視カメラの導入をご検討中の場合はお気軽にご相談ください。

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