児童の安全を守り、保護者が安心できる通学路を整備するためには、通学路の防犯対策が重要です。防犯対策の代表例として、全国的に通学路への防犯カメラの導入が進められています。
しかし、防犯カメラの有用性や設置費用の相場が明確でないため、導入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、通学路に防犯カメラが必要な理由や、設置費用の相場について解説します。

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防犯カメラを通学路に設置するべき理由とは?

児童が通学路で事件に巻き込まれる事例は、全国各地で発生しています。そのため、通学路の防犯対策は、児童の安全確保のために欠かせないものです。
たとえば栃木県では、防犯カメラが設置された道路を通学路に設定するよう指導が行われており、危険箇所への対策として防犯カメラの設置が有効とされています。詳細については、栃木県の公式ホームページをご参照ください。
»参考:栃木県公式ホームページ
防犯カメラは設置するだけでも不審者への抑止力となり、有事の際にはカメラ映像を基に捜査ができるため、防犯対策として有効です。
防犯カメラを通学路に設置するときの費用

防犯カメラを通学路に設置するときに必要な費用について解説します。なお、国から受けられる補助金・助成金についても紹介します。
1台当たりの設置費用の相場
防犯カメラの設置費用は、1台あたり1万円〜15万円ほどです。ただし、設置費用は依頼する会社や防犯カメラ本体の価格によって大きく変わるため、一概には言えません。
一般的に、防犯カメラの設置を専門におこなう会社に依頼すると設置コストをおさえられる一方で、大手警備会社に依頼する場合は価格が高くなる傾向にあります。
弊社の防犯カメラシステムサービス「みはるネット」では、すべての工程を一貫して担当するため、スムーズかつ低コストで防犯カメラを導入できるのが特徴です。
お打ち合わせを通じて、周囲環境やご要望に沿った最適なご提案をいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
国からの補助金・助成金
防犯カメラ設置に関する補助金や助成金は、厚生労働省と経済産業省によって実施されています。経済産業省は一般企業向けであり、自治会や町内会などへの補助金・助成金は厚生労働省が管轄しています。
補助金の具体例としては、神戸市で実施されている防犯カメラ設置の経費補助制度があります。この制度では、1台あたり上限12万円の補助を受けることが可能です。
»参考:神戸市|2024年度防犯カメラ設置補助事業の応募受付開始
通学路への防犯カメラ導入は設置台数が多くなり経済的負担が大きくなるため、うまく補助金や助成金を活用しましょう。「市町村名+防犯カメラ+補助金・助成金」で検索すると、受けられる補助金・助成金制度を調べられます。
通学路に設置する防犯カメラに必要な性能・機能

通学路に設置するのであれば、防犯カメラには主に3つの性能・機能が求められます。
24時間撮影
通学路に防犯カメラを設置する際は、24時間撮影可能な性能が必要です。というのも、通学路の防犯カメラは、児童の深夜徘徊の対策や問題解決にも役立つからです。
実際、児童の深夜徘徊が事件や事故につながるケースは、SNSの発達とともに全国で発生しています。
もし24時間撮影機能がない場合、事件解決に必要な部分が撮影されない恐れがあります。解決が簡単であったはずの事件も、解決までに時間がかかる可能性があるため、24時間撮影可能な性能は必須と言えるでしょう。
防水・防塵性能
通学路は常に雨風にさらされるため、防水・防塵性能を備えた防犯カメラを選ぶことが重要です。防水・防塵性能が低いと劣化が早まり、結果として交換の頻度が増え、運用コストが高くなってしまいます。
さらに、故障によって撮影ができなくなると、防犯カメラの設置が無意味になり有事の際に撮影できていない場合、大きな問題につながる可能性があります。
そのため、24時間どのような環境でも撮影できるよう、防水・防塵性能を備えた製品を選びましょう。
夜間撮影機能
前述の通り、通学路の防犯カメラは24時間撮影をおこなうため、夜間撮影機能が必要です。事件や児童の徘徊は夜間に発生することが多いです。
周囲の環境に合った防犯カメラの選定に困っている方は、一度防犯カメラの設置会社に相談してみることをおすすめします。
弊社の防犯カメラシステムサービス「みはるネット」では、お打ち合わせを通じて環境やご要望に応じた最適な防犯カメラを選定いたします。お悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
通学路に設置された防犯カメラの映像保存期間について

カメラの映像は有事の際に役立つため、保存期間が長ければ長いほど活用の幅が広がります。しかし、通学路に設置された防犯カメラは24時間撮影を行うため、保存期間が長くなるにつれて記録容量も減少します。
そのため、通学路に設置される防犯カメラの映像保存期間は、一般的には1ヶ月程度に設定されることが多いです。
ただし、カメラの設置台数や記憶装置の容量によって、適切な保存期間を設定する必要があるため、この期間はあくまで目安として考えておくとよいでしょう。
防犯カメラを通学路に設置するときによくある疑問
防犯カメラを通学路に設置するときによくある疑問について解説します。
プライバシーの観点で問題はない?
防犯カメラで通学路を撮影しても、プライバシーの観点で問題はありません。なぜなら、防犯カメラが私的な理由ではなく、明確な防犯目的で設置されているためです。
しかし、防犯カメラの撮影に対して不快感を抱く方もいるかもしれないため、民家の近くやご意見がある場合には、張り紙や適切な説明をおこなうなど、配慮を忘れてはいけません。
防犯カメラ映像のプライバシー問題については、下記のページで解説しているので参考にしてください。
»防犯カメラの映像を見る方法|開示請求の対処法や保存期間についても紹介
防犯カメラを通学路に設置した場合はどこまで映る?
防犯カメラを通学路に設置した場合どこまで、どのように映るかはカメラの視野角や解像度、フレームレートなどの性能によって異なります。
そのため、設置場所や周囲の環境に応じて、適切なカメラの性能を選定する必要があります。
通学路に設置する場合、視野角は設置場所によって変わるものの、解像度については人を特定できるカメラを選びましょう。
まとめ:通学路への防犯カメラ導入は子どもと保護者の安心につながる
通学路での事故・事件は全国的に発生しており、その対策として防犯カメラなどの整備が進められています。
防犯カメラは不審者に対してけん制できるため、事件を防止することが可能です。
また、事件が発生した場合にもカメラ画像を証拠に捜査を進められるので、早期解決が期待できます。
児童の安全を守り、保護者が安心できる通学路を整備するためにも、通学路の防犯対策は必須と言えるでしょう。

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