防犯面で優秀なオートロックですが、救急車が来た時はスムーズに部屋に入ることができるのでしょうか。
緊急時に「オートロックのせいで…」とならないよう、注意点と対策をご紹介します。
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オートロック物件で救急車を呼んだ時はどうなる?一人暮らしでも大丈夫?
結論として、オートロックの解錠は基本的に可能ですが、部屋への入室が問題となるパターンが多いです。1つずつ、ご説明していきます。
オートロックは基本、解錠が可能
室内で動けない状態になっても、オートロック設備には「緊急解錠ボタン」が備え付けられているケースが多く、解錠することは基本的に可能だと言えるでしょう。
※緊急時のボタンのため、鍵忘れなどで使用するのは避けましょう。場合によっては警備員などが動員される可能性があります。
なお緊急解錠ボタンがない場合は、大家さん・管理者さんと連携を取ってエントランスのドアを解錠することが一般的です。
余談にはなりますが、近年はスマートフォンで部屋から解錠できるオートロックも増えております。そのため動けない状態でもスマホさえ手にあれば、入居者の方が負担なく解錠して救急隊員を迎えることが可能です。
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問題は家の中に入る方法
入居者の方が動ける場合は鍵を開けて、対応してもらえれば済みます。ただ意識を失っていたり、動けない状態で鍵がかかっていると救急隊は部屋に入れません。
この場合は大家さん・管理者さんによる合鍵で開けるか、消防や警察と協力して強引に中に入る2つのパターンが主になるでしょう。
なお後者は、救護処置を迅速かつ確実に行う行動が必要だと認められた場合に行われ、PA連携とも呼ばれています。
PA連携とは
救急隊員のみでは対応が困難な事態に備えるため、要請の内容から必要と認められる場合には、救急車に加えてポンプ車などの消防車を同時に出場させ、救急隊と消防隊とが連携した救急活動を行うもの
引用:東京消防庁
ただ部屋のドアを強引に開けた場合、修復にかかる費用は警察と入居者、管理者による話し合いが必要なので、可能な場合は鍵を開けて救急隊の到着を待ってもらうのが望ましいでしょう。
オートロック物件で救急車を呼ぶ緊急時の対策
ここからは、緊急時に備えた対策をご紹介します。あなたがマンション・アパートの管理者である場合は、以下の点を入居者の方に案内しておくと良いでしょう。
1.緊急時は鍵を開けた状態に
まず救急車を呼ぶ緊急時は、鍵を開けた状態にしておきましょう。
先ほども説明しましたが、救急隊が時間を要するのは鍵がかかった部屋への入室になります。鍵を強引に開けることが可能な消防隊の到着を待つ必要もあるので、鍵を開けた状態にしておくことが何よりです。
ただ鍵を開けられない・開けておくのは不安という場合は普段からチェーンだけの状態にしておくことも1つの手段です。
この場合、ドアを開ける際にチェーンのみの切断で済む観点から、後の修理費用などをおさえられる可能性も高まります。
2.管理者の連絡先を把握しておく
救急車を呼ぶ緊急時の際は、管理者にその旨を伝えておくと対応がスムーズになる可能性もあります。
ですので管理者の連絡先をあらかじめ把握しておきましょう。また管理者の方も、連絡先を入居者の方に事前に伝えておくなどして、緊急時にも対応できる物件作りをしていくことをおすすめします。
3.保険証等を1つにまとめておく
忘れがちな部分ですが、保険証や財布、お薬手帳などの準備も行っておきましょう。とくに保険証を忘れた場合、後に払い戻し申請できる仕組みもありますが面倒な作業が増えてしまいます。
ただ緊急時の際は、上記一式をすぐにそろえるのは難しいでしょう。なので玄関先に置いておくなど、もしもに備えた予備対策を事前にしておくことがおすすめです。
物件の管理者の方は、上記の点を含めた「緊急時の対策」をまとめた書類を作り、入居者の方に事前に渡しておくのも良いでしょう。
弊社はオートロックや監視カメラを取り扱うネットワークの専門会社ですので、その分野において可能な限りお手伝いさせていただきます。
まとめ:オートロック物件は緊急時の対策を取っておこう
オートロック物件でも、救急隊員は基本的に建物内に入ることは可能です。
ただ鍵のかかった部屋に入る時に時間を要すケースがあるので、その点の対策を入居者と管理者の方同士で把握して、緊急時でもスムーズに対応できるようにしていくのが理想的でしょう。
防犯面でも、緊急時にも優れた物件作りの参考になれば幸いです。なお弊社は防犯面において最大限の貢献をさせていただきますので、オートロックや監視カメラをご検討中の方はぜひ、お気軽にご相談ください。
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